【洗たくマグちゃん】アトピーや赤ちゃんの肌に優しい洗濯 実力は果たして?
テレビ東京の「ガイアの夜明け」で放送以来、『こんなの今まで知らなかった!』と世のママさんたちを驚かせた【洗たくマグちゃん】。
洗剤を使わない洗濯なんてあるのか、と私も目からウロコでした。
アトピーで肌の弱いアレルギー兄弟に、少し掻くだけで肌がミミズ腫れになるアレルギー体質の旦那。
洗剤をやめれば、もしかして肌の状態が改善するかも?と淡い期待を抱き、使ってみることにしました。
【宮本製作所】洗たくマグちゃん
- 品名:選択補助用品
- 用途:綿・麻・合成繊維用
- 液性:弱アルカリ性
- 成分:金属マグネシウム(純度99.95%)
- 正味量:約50g
洗たくマグちゃんって?なんで洗剤なしで汚れがおちるの?
【洗たくマグちゃん】は、茨城県古河市にある金属加工会社「宮本製作所」が開発した、洗濯用洗剤の代わりにマグネシウムだけで洗濯ができるという商品です。
洗剤の代わりになる、という理由は次のとおり。
- 水道水に高純度マグネシウム99.9%の【洗たくマグちゃん】を入れる
- マグネシウムが水と反応 アルカリイオン水を生成(PH値が9.5前後)
- アルカリイオン水が洗濯物に付く油脂分を分解して石鹸化
- 洗剤と同様の洗浄能力を持つ界面活性効果で汚れを落とす
洗たくマグちゃんの効能で謳っているのは
消臭+洗浄+除菌
一般的にアルカリはPH9.5以上で洗剤の効果があり、PH12以上で除菌効果があるそうです。
本当に汚れが落ちるの?
宮本製作所が外部に委託した皮脂汚れの分析試験によると、市販の洗濯洗剤と洗たくマグちゃんの皮脂汚れの分解率は、共に30%と同様だったのです。
さらに、市販の洗濯洗剤と洗たくマグちゃんの併用では、分解率が42%と洗浄力がさらにアップしたのでした。
このことから、皮脂や油脂の汚れに関して市販の洗剤と同様の、洗剤と併用でそれ以上の効果がある、ということがわかります。
【洗たくマグちゃん】実際に使った感想
洗たくマグちゃんは洗濯物の量によって使用量が変わります。
- 洗濯物5キロ…マグちゃん2個
- 洗濯物7キロ…マグちゃん3個
- 洗濯物9キロ…マグちゃん4個
我が家は8キロの洗濯機を使っているので、迷いましたがマグちゃんは3個投入しています。
タオル類+おしゃれ着は、下着などの洗濯物と分けているため、1回の洗濯物は7キロ以下のはずなので。
柔軟剤を入れなくてもふんわりするというので、当初は洗たくマグちゃんのみで洗濯しました。
すすぎが1回で済むなら水道代も節約できますし。
タオルがバリバリになるんじゃ、と不安でしたがよく晴れた日に干してもふんわりしていました。
汚れ落ちは正直わかりませんでした。そんなに激しく汚さないので、なんとも。
ただ、単体では泥汚れが落ちにくいと事前にリサーチしていましたが、確かに靴下の裏の汚れは落ち切れません。
でも、市販の洗剤で洗っても落ち切れませんから、気になる方は予洗いするしかなさそうです。
そして、気になってた除菌力ですが、個人的には弱いなと思いました。
他の方のレビューを見ると、臭いが全くしないとか書いてあって、マグちゃんが足りないのかな?とも思ったり。
でも、恐らく原因は旦那かも。。彼は朝の身支度で髪の毛を濡らしていますが、その時に頭を拭いたタオルがですね、私が昼に帰宅すると、洗面所で強烈な臭いを放っているのです。
生乾きの臭い+アラフィフおっさんの加齢臭です。
その強烈臭タオルは、他のタオル類+おしゃれ着と洗たくされるまで、一日放置されます。
よって、マグちゃんでも太刀打ちできず、臭いが残ってしまいました。一緒に洗われた洗濯物にも、若干臭い移りしていましたね。
取説には「消臭や除菌力を高めたいとき、つけおきをおすすめ」と書いてあります。
洗濯漕に水を溜めたままにするのは、私は抵抗がありますので、このヤバいタオルは洗面器にでもつけておこうかと思っています。
肌の状態は改善した?
洗剤を使わなくなって、子供たちのアトピーとミミズ腫れ旦那の肌ですが、良くも悪くもなりませんでした。
ということは、我が家では肌に洗剤の影響はない、ということになります。
でも、赤ちゃんの肌着やタオル、重度のアトピーの方の洗濯には、洗剤や化学物質が残留することのないマグちゃんはベストな選択でしょう。
そもそもマグネシウムは、私たち動物や植物の大切なミネラルですからね。というわけで、現在我が家はマグちゃんと洗剤を併用しています。
結論としては、併用が一番おすすめ。
ケチな私はすすぎ1回がいいので、ごく少量の洗剤+酸素系漂白剤+柔軟剤を。柔軟剤は完全に強烈臭タオル対策です。
以来、臭いが残ることもなく、快適に洗濯しています。部屋干ししても臭わないので、梅雨の季節も大丈夫そう。
洗剤類はごく少量しか使っていないので、かなりもちます。マグちゃんは約1年使えるので、洗剤代と水道代はだいぶ節約できていると思いますね。
洗たくマグちゃん使用上の注意点
洗たくマグちゃんの効果を最大限に発揮できるよう、使用のうえでいくつか注意する点があります。
1.水道水で洗う
洗たくマグちゃんは、取説にも記載の通り水道水を使ってください。
水道水の残留塩素と反応してアルカリイオン水になるわけで、意識的に塩素を除去している場合や、井戸水で洗濯している場合はマグちゃんの洗浄効果は得られません。
2.クエン酸でメンテナンスする
たまにマグちゃんをメンテナンスしてあげること。
マグちゃんは使っているうちに、(外からは見えませんが)中のマグネシウムペレットが黒ずんできます。
この黒ずみはマグちゃんの効果を低減させるので、クエン酸を入れた水の中に浸してあげてください。こうすることでマグちゃんの効果が復活します。
マグちゃんを使っていて、効果が薄れてきたとか、臭いが出てきたと感じたらメンテナンスを。
3.洗濯槽を事前にきれいにしておく
洗たくマグちゃんを使っていると、排水ホースや洗濯槽のカビをきれいにしてくれます。
脱水完了までマグちゃんは入れっぱなしですから、洗う時だけでなく、すすぎのときも排水のときも、アルカリイオン水がどこかしらきれいにしてくれています。
したがって、洗濯漕が汚れていると、ゆるんできた汚れがはがれ、洗濯物に付着してしまうことに。
これはちょっと気持ち悪いので、そうならないためにも、洗濯漕は事前にきれいにしておきましょう。
洗濯漕のおそうじ
- 50℃くらいのお湯を洗濯漕に満水まで入れる
- 酸素系漂白剤(粉末)を2~3カップ入れる
- 15分ほど回し、一晩放置
- 浮いているカスを金魚網等ですくう
- 回す、カスを取るを何度か繰り返し、すすぎ水がきれいになれば終了
まとめ&買えるところ
マグネシウムの力で洗たくできる【洗たくマグちゃん】でした!
洗たくマグちゃんは、単体で使用すれば洗剤が残留することはないので、肌の弱い赤ちゃんや、重度のアトピー性皮膚炎の方の洗濯にベストといえます。
そして、日なたに干しても衣類は固くなりませんので、おしゃれ着やデリケートな衣類でなければ、柔軟剤も使わなくて大丈夫でしょう。
ただ、除菌・消臭力に関しては、期待した無臭にならず、わが家では臭い残りがありました。
ですがそれは洗剤と併用することで解決したので、加齢臭・青春臭を何とかしたいと思っている方は、洗剤と併用がいいです。
「洗たくマグちゃんって、結局どうなの?」
結論としては、
①マグちゃん単体で使えば洗剤の残留が無いため、赤ちゃんやアトピーなど肌の弱い人におすすめ
②除菌・臭いに関しては、洗剤との併用で実力を発揮する
と言えるでしょう。
■買えるところ
- Amazon.co.jp
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ジョイフル本田などホームセンター(壁にかかっていることが多いです)