食物アレルギーで学校給食が食べられない子がこの時代でもまだ居ます

学校給食は学習指導要領において特別活動の学級活動に位置付けられています。

 

今では食物アレルギーがあっても給食を食べられることが普通ですが、私の住む街では給食センターが古く、アレルギー対応が不可との理由で息子のように複数のアレルギーがある場合、給食は食べられないのが現実です。

 

令和になってもこの状態が続いております。

 

 

1.はじめに

給食を食べている

2017年に市内の公立小学校に入学した男の子(次男)です。いくつかの食材にアレルギーがある彼は、学校給食を食べられません。毎日お弁当を持参しています。

 

給食を諦めた経緯、次男のアレルギー数値、本人と周りのお友達の反応、現在の状況をご紹介したいと思います。

 

 

2.入学前学校とのやり取り

入学前から「食物アレルギーが改善していなかったら学校給食は食べられるのか?」と、ずっと心配していました。入学前には養護の先生とアレルギー担当の先生と母(私)とで数回の面談をしました。

 

息子と私の希望は、給食センターから発行の献立詳細表から

  1. 食べられない献立は代替を家庭から持参する
  2. 食べられる献立だけ提供してもらう

でした。気持ち的には、希望というより切望、息子の気持ちを考えたらゴリ押ししてあげたい。でも、ただでさえ手間のかかる1年生。

 

そのうえ、あれは食べて、これは食べないで、そんな面倒くさくてややこしい作業をお願いするのは親のエゴだと。個人的な事情を担任の先生に押し付けることになってしまう。

 

「誤って口にしてしまったら?」その不安もありました。

 

よって、学校にはあくまで希望とし、判断はお任せしますと伝えたのでした。後日伝えられた学校の判断はもちろん、新一年生での給食は食べられないことになりました。

 

 

3.当時のアレルギー数値

給食を食べられるか否かの判断材料として、血液検査の結果も添付しました。こちらが当時の彼のアレルギー数値です。

 

IgE850/小麦 クラス5/乳 クラス4/卵白 クラス4/卵黄 クラス3/落花生 クラス3

 

当時はすべて除去する生活をしていました。

 

4.次男とお友達の反応

給食は食べられない、お弁当を持参する。

 

学校からの回答を次男に伝えました。面食らった顔?目を引っ込めたような表情「そうなんだー」と。

 

やはり卵とエビにアレルギーがある兄は、食べられない献立は家から代替えを持参しつつ、給食を食べていましたから(主菜が卵料理の場合、代替メニューが提供されます)期待していたみたいです。とても残念がっていましたが、最後は納得していました。

 

毎日お弁当を持参している子を、お友達はいったいどんな目で見るのだろう…。当時は悪い妄想ばかりが膨らみ、楽しく学校に行けていなかったらどうしよう、と毎日不安だらけでした。でも、

 

「早く治って食べられるといいね!」「可哀相、大丈夫?」

 

お友達はこんな優しい言葉をかけてくれているとのこと!よかった!!完全に心配しすぎでした。

 

 

5.現在の次男

現在小学5年生になった次男ですが、残念ながらまだ給食は食べることができません。

 

わたしが家で焼いたパンをさらにトースターで焼き、それを毎日食べています。また、固ゆでしたゆで卵の黄身を少しづつ量を増やしながら食べています。

 

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